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五色温泉

2006.08.03宿泊。[ぐぐるまっぷ][サイト]
再び熊の湯〜山田牧場を抜ける林道を通り五色温泉へ。この道は狭いものの、牧場を抜ける朗らかで、尾根伝いに広がる牧場にのんびりとホルスタインが寝そべっていたりする。
尾根に放牧しているため、牛の運動不足解消にもいいのかもしれない。
ソフトクリームを食べようと麓のロッジに入ると全く人のいる気配が無く、黒電話のすぐ横に電話をするよう書いてあったのでそれに従うと、年配の女性が慌てて電話に出た。
そして何を言っているかよくわからない対応でそのまますぐ切られた。唖然としてぼんやりとたっていると電話相手とおぼしき女性がいわゆる「お母さんのおほほ笑い」をしながら隣の食堂から走って現れた。
あまり人が来ないのだろうか、突然客がきたのでびっくりしただかなんだか、まるで柳沢のような台詞とともに盛ったソフトクリームは、相当慌てていたのだろう、やっぱり斜めに歪んでいた。

山田牧場を後にし、3時前に五色温泉に着く。
かなりお年を召したおじいさん(で照会されている水野さんという方と思われる)が対応してくれた。
ゆっくりとした口調で施設の説明と、風呂は何時でも入れること、明日はどこへいくのか、といったやり取りに30分ほどかけ、その中で翌日上田城を見に行くと答えると、後ほど案内を持ってくるとの言葉を残しておじいさんは部屋を出て行った。
おそらく上田城の資料は見つからなかったのだろう、(実際、翌日行ってみたところ案内を作る必要があるほど大したこともなく、あまり自治体も力を入れている様子はなかった)結局おじいさんを見たのはそれっきりだった。

ゆるりと流れるおじいさんの時間がそのまま余韻として残り、早めに着いた宿では蝉の声と川のせせらぎがあふれていた。夕食まで時間もあり、まずは露天に向かった。

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混浴露天
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露天からの眺め
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女性露天

混浴の露天と女性露天があり、混浴露天は川沿い、女性露天はすこし薮の中の奥まったところにある。岩風呂の混浴露天は、前の人が出てから相当立つのだろう、かなりな熱さだった。温泉場でよく見るゴムの黒パイプで給湯しており、それを移動して流入量を調節して温度管理している様子だが、容赦なしに全量投入されていた。
この時の混浴露天の湯の色はほぼ無色で湯船の底の湯の花のせいで薄い灰色に見えた。痛い日差しと熱めのお湯が熊の湯でやられた皮膚にしみた。
休もうと湯船へりへ上がってもコンクリートが尻に刺さるような感覚でなかなか長湯が出来なかった。
とはいっても浴感たっぷりで部屋に戻ると湯疲れからそのままウトウトとしてしまった。
物音に気づくと既に5時過ぎ、夕食の準備がはじまった。
部屋食でお膳が運ばれてきたが、何やら物足りない。とりあえずはここの名物の沢ガニの素揚げを食べていると、さらに山菜の天ぷらが出てきた。
どうやら温かいものはできたてで、という客には嬉しいポリシーなのか熱々のものを順に部屋へもってくるシステムだった。
天ぷらにしろカニの素揚げにしろ非常においしく、少し高めの宿泊費も納得のものだった。

食事後、内湯へ。
p1010133.jpg内湯
木造の小屋の中にぽつねんとしていた。露天と異なり、緑のお湯だった。五色温泉のお湯の色は天気と気温で変化するそうだ。内湯には宿泊者専用の家族風呂が他にも2つあり、色の変化を楽しむためにも次は連泊したいものだ。

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February 17, 2007 1:53 PMに投稿されたエントリのページです。

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