2007.03.22訪問 [ぐぐるまっぷ]
ゑびす屋の前のヘアピンカーブを脇道に逸れ,鍋山方面へ。途中、野焼きの跡を眺めながらダート道を山登り。「鍋山温泉郷」という碑の前に車を置いて徒歩5分ほど。当初は普通湯(泥湯ではない方)は苦もなく見つかったが、泥湯に先に入ろうとしていために、15分ほどあたりをさまよう。薮漕ぎまでした結果、手元の資料で確認すると「泥湯は右手奥」との文字が。素直にしたがい、地獄を上るとそこには女性の頭がちらと見えた。ので引き返してまずは普通湯へ。普通湯と帰る途中でおじさんとすれ違った。
普通湯
普通湯の湯船近くには噴気口があり、ツンとするH2S臭が漂っている。沢水のパイプが2本ほどあり、それで温度調節する。が、それでも熱く、 源泉側のパイプをずらして源泉の流入量を半分ぐらいにして入った。色は透明、苦酸っぱく、金属臭が少しあり、岡本屋旅館の硫化水素泉と同じような泉質かと思われる。もしかして緑礬泉かも。
30分ほど浸かってから泥湯へ。
泥湯からの眺め(中央に見える灰色の固まりが泥)
先着のカップルがどこかの部族のような泥顔でこちらをちらちらと気にしていた。そこへ先ほどすれ違ったおじさんが洗面器を持って上ってきてカップルに泥を渡していた。うちにも洗面器で泥を手渡し、さも、急かしているような雰囲気だったので脱いで入浴。
鉱泥を体中にぬりたくって久しぶりの泥遊びをした。泥は無味で、青灰色の手触りのいいシルト。泥を落とすと肌はつるつる。
湯口は2カ所ほどあり、かなり湯をしぼっている様子だったが、湯船の底からもお湯が沸いている足下湧出でもあり、座る場所によってはお尻のみあつい状態だった。とはいっても湯をしぼっているためにかなりぬるく、1時間ほどの長湯をした。脱衣所がないため、周囲に着替えショーを披露するはめになるが、泥遊びが出来る分、泥エステ好き?の女性も喜びそう。