リビングパソコンの中身入れ替え

リビングのコンピュータが起動しなくなったわけです。
正確に書くと5回に1回起動し、起動した場合は5分程度持つものの、程なく作業中にブルースクリーンを迎える状態。
2003年あたりにPCの自作の仕方を全く勉強しないまま町田のヨドバシにいって店員に「12万ぐらいで見繕って。用途はDVD鑑賞とネットサーフ。」みたいな感じでお願いして組んだ構成は以下のような感じ。
・CPU:Pentium4 2.60GHz Northwood
・MotherBoard:ASUS P4P800
・グラフィックカード:ELSA GLADIAC 517SE
・Memory:256MB×2
・DVD:東芝SD-R5002
・HDD:HITACHI DeskStar 80G

CPUはPrescottoが出回っていたものの、当時のWeb上の情報を後から調べてみると発熱量が大きすぎ、実際にCPUクーラを外してアルミホイルを乗せ、目玉焼きを作ってしまう動画が出回っていたほどで、あえてNorthwoodを選んでくれた訳です、店員さんは。おかげでDVDを見るときにもCPUファンが爆音を発することもなく、静かで快適なコンピュータが我が家のリビングで活躍してくれたわけです。
MotherBoadのP4P800も今や名器と言われているようで、今思うとDVD視聴用という一言でこの構成を選んでくれたヨドバシ町田の店員さんはさすがだな、と感じるわけです。PCIにDENONのサウンドボードSE-80PCI、テレビの録画用にCanopus MTV2000Plusを追加してリビングパソコンとして進化してきたわけです。

とはいえ、4,5年たった今、さすがにガタが来たわけですよ、奥さん。
冒頭の原因を切り分ける前にまず、久々にケースを開けて見ようかと思い立ったわけですが、重い腰を上げたのが夜中であったことと、上記のようにAV面で機能拡張していたことから背面のケーブルそれぞれを抜いて、さらに指し直すのが面倒であったために、ケース側面をあけて懐中電灯で何となく覗いて見たわけです。
ま、やっぱり異常なんて見つからないもんなんですよ、懐中電灯では、だ。で、セーフモードであればなんとか動作すること、セーフモードでも併せてネットワークも動作させるとやはり20分ぐらいで落ちることがわかっていたので、「負荷をかけると落ちるのかもしれない」とメモリ周りを疑い、Windows Memory Diagnostic Toolで試しにチェックしてみることにしたわけですねぇ。使用するのにフロッピーがいるようなので使っていなかったフロッピードライブを押し入れから引っ張り出し、側面にぶら下げる形で無理矢理結線して試してみると、あっさりとFaultが。しかも、最後までテストが終了する前に例外終了するわけです。

Windows Memory Diagnostic Toolのエラー

よく見ると一番上にTRAP…Exceptionと表示しているのがわかるでしょぉ。また、画面中央でFaildの文字と下の方にある、Except欄とActual欄の値が異なる表示がされているのも異常の通知。たとえば2行目は15d0f968という値を期待しているが、1dd7fbfdという結果となっているので異常、というレポートとなっているわけですな。何度か試しても1度もテストを完走しないのでメモリのせいと決め込み、即座にDDR2のメモリを1G、1枚注文したんです。
で、注文後も何となくWindows Memory Diagnostic Toolをいじっていると、テストの実施モードがあることに気づいたんですねぇ。書き込みキャッシュを切って実施するモードもあるので試しにやってみるとどうも何となくWindows Memory Diagnostic Toolは動作する。CPUキャッシュを切ると動作するのだからCPUかマザーボードが怪しい気配を濃厚に示すわけで、「もうメモリ注文しちゃったよぉぉぉぉ」と心の中で叫びつつ、仕方なく中身を入れ替えることにしたわけです。AGPのマザーボードを手に入れようとがんばるのもあれなのでグラフィックカードも含めて早速注文しました。下手に今の環境を流用して問題解決に失敗するのもあれなので流用するのは最小限にとどめ、CPU、マザーボード、グラフィックカード、電源、OSを7万ほどで納めて注文したわけです。

で、いざ注文したものが届いたので、掃除機で埃を取りつつ、中身を入れ替えるべくマザーボードを外してみて切なくなりました。
CPUクーラを外してみると…

CondenserBurst.jpg
マザーボードのCPU周りのスイッチング電源回路(多分)コンデンサ

あ、コンデンサ、噴いてるじゃん。

何のことはない、マザーボードのCPU周りの電源スイッチング回路で使われているケミカルコンデンサが破裂して容量抜けしていたわけですね。で、電圧が下がって動作不安定になっていたと。
セーフモードで動いたのは余計なドライバを読み込まないからPCI周りのカードが動作せず、電圧低下に何とか耐えていたわけですね。
で、ネットワークを入れるとNICや、CPUが余分に使う電圧分を確保できず、システム全体が落ちていたと。

せっかくなんでニチコンHZ6.3V1500μFのケミカルコンデンサを注文してコンデンサ交換でもしてみようと画策しているところでございます。

トラックバックURL

このエントリのトラックバックURL:

コメントする